2016年11月06日

『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』頭を空っぽにできる必需映画

 パソコンを使用していて、漢字変換に時間がかかったり、
 ネット動画が動かなくなったりしだすと、
 Windows10から、数百メガバイトの一時ファイルがあるので消去せよ、
 というメッセージが発せられ、適当なソフトでファイルのクリーンナップをすると、
 使い勝手が戻ったりします。

 私の頭も、複数の案件を同時に進行させたり、その間に、
 お客様から様々なお話をいただいたりすると、
 頭に一時ファイルが充満し、それ以上働かなくなるときがあります。
 
 そういうとき、私の場合は、DVDや映画で、
 脳内の一次ファイルのクリーンナップをするためにお馬鹿ドラマを見ます。

 ついこの間までは、
 DVDで観ていた『Doctor X』が最良のお馬鹿ドラマでしたが、
 第3シリーズまで見終わったあと、
 新シリーズをTVで見れないため、大変に困っています。

 先日、突貫工事の仕事で頭がウニ状態になった際に、
 救いの神というべきか、11年ぶりに
 『ブリジット・ジョーンズの日記』の新作が公開されたので、
 新宿ピカデリーまで這って見に行きました。

******

 今回は第3部で、第2部を見たのはもう一昔前。

 その間、リーマンショック、東北大震災を始め、
 ブリジット・ジョーンズも私も、なんとも波乱万丈な時を過ごしたのですが、
 あのどうしようもなかった負け組アラサーのタカピーだった彼女が、
 アラフォーのTVプロデューサーとして登場し、
 第2部でTV局員だったかなと訝しく思うも、
 ブリジット・ジョーンズよ、よくぞ無事だった!
 と訳の分からない戦友気分に浸ってしまいました。

 今回も、お馬鹿ストーリーの極致で、相変わらず、
 緊張感を押し隠していることが丸見えの、訳知り薄笑いをしながら
 (何で彼女はあんな顔ができるの? かわいいとは思いますが)、
 空気を読みまくるも、全くのピントのずれた対応で、
 最悪の状況に突入するであろう状態を作りだしては、
 見ているこちらが顔と耳を覆い隠すも、その通りの、
 最悪の状況に突入してしまう彼女をみて、
 完全に頭を空っぽにすることができました。

 このあたりのコメディ感覚は、
 かつて、寅さんが、さくらの見合いの場面で、
 完全に場違いな、あ〜、それを言ったらおしまいよ、
 という話をベラベラし出して、
 さくらの見合いをぶち壊してしまうパターンと同じですね。

******

 TVプロデューサーとして仕事はまずは順調ながら、
 完全な男ひでりで燻っていたブリジット・ジョーンズが、
 交通事故死した過去カレのヒュー・グラントの葬儀に参加するところ
 から始まるのですが、ヒュー・グラントの大量の元カノが参列して、
 最悪のお馬鹿葬儀になります。

 その葬儀で元カレのマークと出会い、
 「焼けぼっくいに火がついた」状態から、最後のモテ期に突入し、
 さらにヒョンなことからIT長者との二股愛に発展し、
 最後の奥の手で勝ち組になると思いきや、それが裏目にでて、
 考える限り最悪の状況に。

 しかし、それにも関わらず、彼女のモテ期を支える男性達から、
 女性が言って欲しいことを全部言ってもらい、危機を乗り越え、
 結局はハッピーエンドの大フィナーレ。

 しかし、彼女の未来に暗雲が立ち込めるようなニュースが新聞に載り・・・
 (それも粋なハッピーエンドであるとはいえるのですが)。

 今回は、本作のパンフレットが制作されていないということで、
 公式サイトからの引用写真で、
 彼女が二股愛に陥る元カレとIT長者をご確認下さい。
図1.jpg

 こういう、脚本・演出がタップリと練り込まれていて、
 脚本・演出の良し悪しなど気にせずに、純粋に馬鹿笑いしていればよい、
 というのは映画を観ることの至福といえます。

 かつては、シュワちゃんやスタローンの映画が、
 頭を空っぽにして楽しめたのですが、彼らも老けてしまい、
 こちらも燻っていましたが、
 そこに、10年以上の空白を経て、元気な彼女に再会できたのは嬉しい。

 昨年の『マイ・インターン』もそうでしたが、
 笑いに知性があるので、何とも後味がよく、
 心からブリジット・ジョーンズのハッピーエンドに
 おめでとう! を言えました。

 堤幸彦よ、同じ知的コメディを作れる感性をもっているのだから、
 もっと面白い映画を作ってよ!
posted by Dausuke SHIBA at 16:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画
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